受動喫煙で脳卒中のリスクが高まる!肺がんよりも脳卒中が危ない2018年3月12日2018年3月13日wpmaster

タバコと言うと、一昔前までは男性にとってカッコよさの象徴のように扱われていましたが、最近では社会の中で禁煙が進み、若者で愛煙家という人は少数派になりつつあるようです。

ただ現在高齢世代の人は、20代、30代のころから煙草を吸い続けている人も多いようで、健康に与える悪影響が懸念されています。

タバコには健康上さまざまな害があると言われていますが、脳卒中(脳梗塞、脳出血)とも深い関係があるようです。

喫煙と脳卒中のリスクの関係

ニコチンが血管疾患のリスクを上げる

タバコの煙の中に含まれているニコチンには、血圧を上昇させる、血管を収縮させる、心拍数を増加させるなどの影響を与えると言われています。

こうした血管・血圧に異常が生じるようになると、脳卒中や心筋梗塞になるリスクは一気に高まります。タバコを日ごろから吸う人は、吸わない人に比べて脳卒中になる危険性は4倍になるとの研究結果もあるのです。

禁煙で脳卒中の危険性は低下

脳卒中になる危険性はタバコの本数が多いほど高まりますが、禁煙によってそのリスクを下げることもできるようです。ただすぐにリスクが下がるわけではなく、欧米で行われた研究によれば、5年から10年ほど禁煙を続けることで、リスクが低下するとのこと。

受動喫煙で脳卒中のリスクが高まる

受動喫煙と脳卒中のリスクの関係

受動喫煙で脳卒中のリスクが高まることも、医学的に明らかになっているようです。実際、ニコチン自体は煙の中に含まれるわけで、それを吸ってしまうと、やはり吸わない場合よりも脳卒中のリスクは高まります。

国立がん研究センターの研究によれば、公共の場を全面禁煙にするなど「受動喫煙を防止する法律」を敷いている国では、脳卒中のリスクは明らかに下がったのだそうです。職場とレストランを禁煙にした場合、脳出血の疾患減少率は24%も下がったとの研究結果もあります。

受動喫煙による推計死亡者数

また国立がん研究センターの調査によると、受動喫煙によって毎年脳卒中で約8,000人の人が亡くなっているとのこと。

肺がんで亡くなってる人よりも脳卒中で亡くなっている人の方がはるかに多く、受動喫煙で亡くなっているとみられる人のうち、男性は51%、女性は54%が脳卒中で亡くなっているそうです。

受動喫煙と脳卒中は深い関係にあり、特に一度脳卒中を発症した人は、再発防止のためにも要注意と言えますね。

まとめ

タバコを吸う人は、タバコを吸わない人に比べて血管疾患・脳卒中のリスクが高いです。ただタバコを吸わない人でも、受動喫煙によって脳卒中のリスクは非常に高くなるとの研究結果も出ています。

高齢者の方で愛煙家の方は、自分の健康はもとより、家族や周囲の人の健康も考えてあげることも大事だと言えますね。