春先になると発症しやすくなるうつ病。在宅介護の場でも「介護うつ」という病気があります2018年3月10日2018年3月10日wpmaster

早いものでもう今年も3月の半ばに差し掛かろうとしています。3月は別れの季節と言われ、これから4月にかけて、人によっては生活環境が大きく変化する時期です。そうした生活環境の変化に心がついていけず、春先の時期は心の病気になりやすい季節でもあります。

ただ心の病気というと、在宅介護の現場においても無縁ではありません。介護の場合は季節性ということはありませんが、介護作業の大変さや孤独さから心を患い、いわゆる「介護うつ」に陥る人は少なくないのです

介護うつとはどのような症状なのか、どうすれば予防できるのか、少し検討してみましょう。

介護うつとは

介護者の心の病気

在宅介護においては、要介護者だけではなく介護者の側も自身の健康に留意せねばなりません。それも身体的な部分だけではなく、精神的な面においてもです。

介護うつの典型的な初期症状は、介護作業や家事全般に対してやる気が薄れ、何をするでもなく日がな一日うつうつと過ごすことが増えるというもの。

介護うつの症状

症状が進んでくると、睡眠障害、食欲不振といったことも起こり、身体面・体力の方も著しく衰えていきます。さらに重症化すると生きていることも辛くなって、本格的なうつ病の発症へと状態が移るのです。重症化する前に、専門医に相談することが必要でしょう。

介護うつにならないようにするためには

要介護者以外の人とのつながりを大切にする

在宅介護をしている介護者は、要介護者のことばかりを考える傾向にあります。もちろん、健康管理をしっかりせねばならないわけですからそれは必要なのですが、要介護者以外の同居している家族、離れて暮らす親族、あるいは友人・知人・ご近所さんとと、積極的に会話をしていくと、よい気晴らしになります

二人暮らしで介護をしている場合は、介護者が一人で思いつめる時間が出来てしまうことも多く、特に意識してそうすることも大事です。

 

気分がすぐれないときは専門家にも相談する

もしうつうつとした気持ちが出るようなら、医師に相談するのが最も手っ取り早いです。しかし人によっては「精神科の門を叩く」ということに躊躇するかもしれません。

その場合は、介護保険サービスでお世話になっているケアマネジャーに相談するのも一つの方法。ケアマネジャーは在宅介護にかかわる様々な相談に乗ってくれます。介護者の側のトラブルについても色々と助言してくれます。

まとめ

在宅介護の現場で介護者を襲いかねない「介護うつ」。心の病気だけにすぐに回復することが難しいことも多く、まずはやはり予防することが大事になります。

介護うつを予防するには、やはり社会とのつながりを保っていくことと、相談相手を確保することが大事になるようです。介護保険サービスを利用している場合は、ケアマネジャーに相談するのも一つの方法です。