脳梗塞の前兆をとらえて、重症化を防ぐ・・・前兆の症状がみられたら、すぐに病院へ2018年2月28日2018年3月1日wpmaster

脳の血管疾患は高齢者にとっては恐ろしい病気。それまでは普通に生活できていたのに、血管に異常が起こったその後、後遺症で体が麻痺する、寝たきりになるといった事態に直面します。

父も脳梗塞で倒れましたが、倒れる前までは大きな病気もなく、問題なく日常生活を送っていました。それが突然、重度の要介護状態になってしまうわけですから、本人としても現状を受け入れるのは大変だったようです。

ただ脳梗塞については、いくつか前兆となる症状があります。その症状を早めにつかんでおけば、倒れるという事態は避けられるかもしれません。

脳の血管疾患とは

男性に多い脳血管疾患

平成28年版高齢社会白書によると、高齢者が要介護状態になる要因としてもっとも多いのが脳血管疾患。要介護者全体の17.2%に及んでいます。

ただ男女別にみると、男性が全体の26.3%を占めているのに対し、女性は12.6%。男性の方が圧倒的に多いのが現状です。ちなみに女性の場合、要介護状態になる要因として最も多いのは認知症の17.6%です。

かつては「脳出血」が多かった

脳血管疾患には大きく分けて脳の血管が切れる脳出血と、血管が詰まる脳梗塞とがあります。かつては高血圧を主たる要因とする脳出血が多く、そのせいで要介護状態になる人の割合が多かったそうです。

ただ近年、健康志向の広まりとともに「塩分控えめ」「減塩」への理解が広まり、高血圧を要因とする血管疾患は減少傾向にあると言います。その代わり、高血圧に加えてコレステロールの蓄積、高脂血症などを要因とする脳梗塞の発症割合が高まっているようです。

脳梗塞の前兆とは?

脳梗塞の前兆をとらえて重症化を防ぐ

脳梗塞の前兆としては、まず挙げられるのは「一過性虚血発作」と呼ばれる症状。一時的に脳の血管が詰まり、24時間以内に詰まりが治って元に戻る、というものです。

一過性虚血発作は、それ自体はすぐに治るので問題ないですが、一度詰まっている以上、再び詰まる危険性は高いままです。この症状が起こった人の20%が3か月以内に本格的な脳梗塞を発症しています。

脳梗塞の前兆

一過性虚血発作の場合、あるいは脳梗塞の前兆として起こる典型的な症状としては、言葉が出にくくなる、手足がしびれる、視界が半分暗くなる、人の話が理解できなくなる、などがあります。

こうした症状が出た場合、速やかに病院に行って検査を受けると良いでしょう。

まとめ

脳梗塞は大きな後遺症を残すことにもなり得る重大な病気。ある日突然発症するだけに、病気を患った本人、家族ともに大きなショックを受ける病気でもあります。

ただ脳梗塞には前兆となる症状があるので、もしそうした症状が起こったと感じたら、その日のうちに病院に行って検査してもらいましょう。それが本格的な発症を防ぐことにもつながります。