インフルエンザの患者数が283万人にまで増加。高齢者は特に注意を2018年1月26日2018年1月26日wpmaster

厚労省が今日発表したところでは、17~18年期のインフルエンザの患者数が283万人に達し、1999年以降で過去最高を更新したとのこと。体力の衰えがちな高齢者にとっては、今の時期のインフルエンザはまさに大敵。

特に老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの施設では、戦々恐々としているのではないでしょうか。

現状では子供向けのインフルエンザB型が主流のようですが、今後は大人、とくに高齢者にも本格的に広まっていくのではとも予想されています。

現在のインフルエンザの感染状況

最もインフルエンザが流行している都道府県は?

インフルエンザの流行度合いを測る指標としては、「1週間の間の1医療機関当たりの患者数」があります。1月15日から21日にかけての期間では、この数は全国平均で51.93人。1週間の間に1つの病院に50人以上もインフルエンザで駆け込んでいるわけです。やはりけっこうな数だと言えますね。

この平均値を都道府県ごとに計算すると、15~21日では鹿児島県が最も多くその数86.53人。その次が宮崎県の84.97人。3番目が福岡県の83.99人です。九州地方がトップ3の状況となっています。九州は頻繁にインフルエンザの流行地となっていますが、今年もやはり例外ではないようです。

インフルエンザで亡くなる高齢者は多い

厚労省が発表している人口動態調査をみると、インフルエンザで亡くなる人の割合は、高齢者が圧倒的に多く、全体の7~8割を占めています。実際の死亡者数は、年ごとに大きく変わりますが、多い年だと1,500人以上の高齢者がインフルで亡くなっています。

インフルエンザの予防接種の効果とは

感染を跳ね返す効果はそれほどでもない

インフルエンザというと、昨年の暮れの頃に予防接種を受けるように言われた人も多いのではないでしょうか。高齢者の場合、ワクチンを接種することでかえって体調を悪化させるのでは、という噂もあり、摂取に踏み切れなかった人もいるかもしれません。

また予防接種をしたからといって、確実に防げるものでもないようです。インフルエンザの予防接種をしたらどのくらいの割合で実際に予防できるかについては、様々なデータがありますが、おおむね5割以下

重症化を防ぐことはできる

ただ予防接種をすることで重症化を防ぐとは言われています。高齢者の場合は主治医と相談しながらであれば、予防接種はやはりやっておいて損はないでしょう。ただ今冬に関しては、今まさにピークの状況ですから、今からだとちょっと遅いかもしれませんね。

いずれにせよ、予防接種をしていても感染を完全に防げるわけではないですし、大事なのは個々人の心がけとも言えます。手洗い、うがいはやはり大きな予防効果を持つようですし、人ごみの中にあまり行かないようにするのもポイントですね。

まとめ

在宅介護を受けている高齢者は、普段からあまり外に出歩かないこともあって、本人がどこかで感染してくるという割合は少ないでしょう。

しかし高齢者の家族、介護者の方はどうでしょうか。食材の買い出しに行く、薬を取りに行くといった形で、けっこう外出する機会は多いはず。介護者が菌をもらってきて、そのまま家にいる高齢者にうつすということは十分にあり得ます。

在宅介護の現場では、特に介護者の側が気を付けないとけないでしょう。